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変わりゆく世界と当社のイノベーション戦略

AI時代における工作機械・切削工具商社の役割

第一産業の代表取締役社長である阿部孝博の写真

変えられない流れをどう活かすか

世の中は変化しています。AI、ロボット、SNS、キャッシュレス、10年前にはなかった言葉ですね。それが世界を席巻しています。イノベーションは B to C の市場から始まります。でもそのイノベーションは人間の行動や習慣に変化をもたらします。それは個人や、個々の企業では変えられない流れ。変えられない流れに抗っても仕方ありません。

変えられない流れは自分の生活や、ビジネスに活かす発想で取り組むべきだと思います。それは製造業でも商社でも同じです。人口減少による人手不足。愚痴を言っても解決しません。今までやっていた仕事で不必要な仕事、工程はないかを見直す。今まで手間暇が掛かりすぎていた仕事の進め方を簡素化する。その思考が必要だと考えています。

「マジメさ」と経営効率

マジメな(マジメ過ぎる?)日本人は、市場から得られる付加価値に合わない直向きな努力工数を掛けすぎて、コスト高になって、市場の支持を失う。そんな経験を幾度となく経験していると思います。マジメなコツコツの努力×時間を合理化するのが経営効率だと思います。

製品やサービスの品質を低下させずにどのように効率化するか。そこにどんな投資をするか。色々な新しい製品やサービスを生み出す際の努力と根性は必要です。しかし、日々のオペレーションにて努力と根性はコスト高にしかなりません。その努力と根性は、それを効率化する知恵、実験、検証に活用すべきだと思います。

製造業の現場や経営にも、まだまだ効率化の余地はあります。それは商社のビジネスも同じです。当社はそれを豊かで柔軟な発想を旨に、果敢な行動力で従来のビジネスの進め方の効率化を実現して、業界のイノベーターになるべく進んで参ります。

目立つ企業に共通する「変わったことをする勇気」

どんな業界でも目立つ企業には特色があります。ZOZOTOWN。経営者の派手さに耳目が集まりまますが、前澤友作社長の発想力と行動力は見習うべきものがあります。変わったことをする。そうすることで競争のステージが変化する。業界は違えど、常に頭に入れておくべき指針だと思います。

弊社は伝統的な、工作機械、切削工具の販売をベースとしたビジネスを展開しながら、進め方に新しい手法を取り入れています。海外から日本に輸入可能なブランドを発掘、展開して、JIMTOF(東京国際工作機械見本市)、MECT(メカトロテックジャパン・名古屋)に出展をして市場拡大をしております。

内勤×外勤のハイブリッド営業モデル

従来の営業が日々訪問するスタイルを変革して、受注のフロントラインを内勤営業職が担います。そうすることで市場が、半径100kmから全国に広がります。営業職は、新規開拓、案件打ち合わせ、問題解決などの、営業にしかできない工程に集中することにより、日々のデリバリーで消耗している時間を、より生産価値の高い仕事へシフトします。

内勤営業は、「自動車を運転している時間 = 価値を生まない時間 = 空送時間」がなく、受注活動を効率よく展開できます。営業職は、運転中や打ち合わせ中には電話に出られない。その結果、お客様からの要望に対する回答速度が遅い。その業務の約90%は内勤営業職でも対応可能なことが、当社の経験値で解明されております。

その90%の要望に対して、クイックレスポンスでスピーディに対応することでご満足いただけるビジネスモデルを築いております。残りの10%に営業職が対応することで、営業職の効率的な時間配分が可能になる効率的分業システムです。

効率化が生む価格競争力と好循環

そうすることで経営効率が上がり、同業他社よりもリーズナブルに販売しても、採算を合わせられる。その効率化による価格競争力を営業効率に転換して、好循環をビジネスへ展開します。価格競争力により、持続可能な収益を上げて、さらに市場を拡大する。それが当社のスタンスです。

アウトレット切削工具ビジネスへの挑戦

最近はアウトレット切削工具ビジネスにも力を入れております。工場の現場には、過去に使っていた工具の残骸が多く眠っています。それらの工具は全く仕事をしません。工具保管スペースを無駄に占有して、数年後に廃棄処分される運命にあります。

本来、それが未使用品で、梱包状態が良ければ、返品可能です。かつて購入した工具販売店に相談して、かつて購入した金額で返品するのが、最も効率的な処理方法です。しかし、実態はそのような処理を工具販売店の営業担当は、嫌い、避けて、逃げる傾向があります。

そこで、当社で査定買取ビジネスを始めることにしました。未使用品に限りますが、持て余した工具を当社宛てに発送いただき、買取金額を査定させていただきます。ご納得いただければ、即御支払します。ご納得いただけなければ、お返しします。そのような査定買取を加速し、切削工具でBOOKOFF的なビジネスが成り立つものかどうかを実験しております。お気軽にお問合せください。

即納工作機械在庫という「納期競争力」

工作機械の即納販売も強化しております。当社の主力メーカで、当社での在庫を許可いただける場合は、売れ筋の小型工作機械は積極的に在庫発注をして、即納、もしくは短納期で販売できる体制で運用しております。

価格も大切ですが、納期も大切な競争力です。リスク投資(在庫資金先行負担)をすることで、納期競争力が手に入ります。当社はそのような競争力を獲得するための投資を積極的に行うことで、営業効率を追求しております。

代表取締役社長 阿部孝博