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KATO リタップ専用ホルダ ST-RTP / RTP

KATO(カトウ工機)

カトウ工機 KATO リタップ専用ホルダ ST-RTP / RTP

製品概要

既存ねじの補修・再タップに特化したホルダ。
クッション機構でねじ位相を自動合わせ、ラジアル(径方向)+アキシャル(軸方向)フロートで芯ずれや段差を吸収。
NCプログラムにドウェル(停止)を入れることで、狙った深さでピタッと停止し、底当たりや折損を抑えます。

特長(3つのポイント)

  1. クッション機構:やわらかく吸収して位相を合わせる
  2. フロート機構下穴と芯がずれていても合わせます
  3. 定寸停止:ねじ深さを狙った寸法に合わせます

主な用途

  • 溶接スパッタ付着後のねじ再生
  • 塗装はがし後の再タップ補修
  • 量産ラインのメンテ・リワーク工程

ラインアップ / 適用

コレット:ER16(AR16-GB)/専用スパナ:AE-16M/対応タップ:M4〜M12

KATOタッパーRTP型の構造図。ストレートシャンク、アキシャルフロート、ラジアルフロート、ERコレット、定寸機構の各部名称を示す。軸方向と径方向のフローティングによりタップ加工時のねじ芯合わせを補正し、プログラム制御でタップの底当たりを防止。下部にはスパナ掛け寸法や全長、縮み量・伸び量などの寸法図も記載。
主要仕様(単位:mm)
製品名 L 0 L 1 C 1 C 2 シャンク径 縮み量 正転時
伸び量
逆転時
伸び量
径方向
移動量
能力範囲 専用スパナ 本体質量
kg
d 2 2
ST10-RTP 124933522 φ1040 555.5 360°に1.0 M4 〜 M12 AE16M 0.63
ST20-RTP 124933522 φ2040 555.5 360°に1.0 M4 〜 M12 AE16M 0.63

使い方の要点

  1. 主軸に本ホルダを装着し、ER16コレット(AR16-GB)でタップを把握。
  2. 再タップ位置へ送り、ドウェルで停止時間を設定して狙い深さで停止。
  3. 芯ずれがある下穴でもフロート機構が追従し、食いつき負荷を低減。

よくある質問

どのタップ呼びまで対応しますか?

M4〜M12に対応します(ER16コレット使用)。

深さ精度はどう確保しますか?

NCでドウェル(停止)を指定することで、狙い寸法で停止し底当たりを抑制します。

芯ずれ・段差があっても再タップできますか?

ラジアル(360°)+アキシャルのフロートで芯ずれ・段差を吸収し、既存ねじ山へ案内します。

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