量産加工の現場要求に正面から応える、2スピンドル×2タレット
高松機械工業(TAKAMAZ)のXW-60 / 60Mは、量産加工で重要な 「省スペース・複合加工・高速自動化」を同時に追求した、 6インチクラスのCNC 2スピンドル 2タレット精密旋盤です。
生産ラインの効率化と耐久性を重視したエキスパートモデルとして設計され、 限られたフロアスペースで最大限の生産アウトプットを目指す現場に適した一台です。
XW-60 / 60Mの主な魅力と特長
1. クラス最小の間口幅による「究極の省スペース化」
ローダ搬送下の機械間口幅:1,595mm (従来機比 約25%削減)
刃物台とスライド構成を最適化することで、ローダ搬送下の機械間口幅を1,595mmにまで短縮。 従来機比で約25%の削減に相当し、生産ライン全体の幅を圧縮するとともに、 周辺装置へのワーク搬送距離短縮にもつながります。
2. 圧倒的な加工サイクルの短縮
主軸加減速 22%短縮 / 表裏(1・2工程)最短サイクル 17.5秒
主軸モータ7.5/5.5kWを搭載。出力向上により主軸の加減速時間を従来比で22%短縮しました。 さらに、表裏加工(1・2工程)の最短サイクルタイムは17.5秒を実現し、 非切削時間の削減に踏み込んだ設計思想が量産ラインの生産性を支えます。
3. 高速・高機能な自動化システム(パテント技術)
新型3軸高速サーボローダを同時開発(旋盤本体と自動化を一体で最適化)
旋盤本体と同時に開発された新型3軸高速サーボローダを搭載し、自動化を前提としたライン設計に対応します。
※ ローダ機構の詳細仕様・適合は、ワーク条件や周辺装置構成により変わるため、個別に確認します。
自動化の要点
- ・旋盤とローダを同時開発し、搬送〜チャック〜排出を含めたサイクルを最適化
- ・量産現場で重要な停止要因の削減と、作業負荷の軽減を狙った設計
- ・ワーク寸法・材質・切粉形状・周辺装置(洗浄/計測/ストッカ)連携条件により最適構成が変わります
4. 高い加工品質を支える熱変位抑制
ベッド冷却システム 標準装備 (冷却水循環で一定温度に保持)
XWシリーズには、ベッド内に冷却水を循環させて一定の温度に保つ 「ベッド冷却システム」が標準装備されています。 長時間の連続運転でも安定した加工精度を維持するための設計です。
5. 柔軟な加工バリエーション(XW-60M)
10角タレット×2 / 全ステーション回転工具対応 / 回転工具最高 4,000 min-1
XW-60Mは回転工具(ミーリング)仕様で、片側10角のタレットを2基装備。 すべてのステーションに回転工具を装着でき、ボルトオン方式のツールホルダにより剛性と汎用性を確保しています。 旋削に加えて穴あけ・タップなどを含む工程集約に適しています。
主要機械仕様(XW-60 / XW-60M)
| 項目 | 単位 | XW-60(2スライド) | XW-60M(2タレット/ミーリング) |
|---|---|---|---|
| チャックサイズ | inch | 6インチ(5インチ オプション)× 2 | 6インチ(5インチ オプション)× 2 |
| 主軸回転速度 | min-1 | 最大 4,500(6,000 オプション) | 最大 4,500(6,000 オプション) |
| 主軸軸受内径 | mm | φ75(φ65 オプション) | φ75(φ65 オプション) |
| 刃物台形状 | - | 8角タレット × 2 | 10角タレット × 2 |
| 最大移動量(X/Z) | mm | X:125 / Z:140 | X:125 / Z:140 |
| 早送り速度(X/Z) | m/min | X:21 / Z:18 | X:21 / Z:18 |
| 回転工具取付本数 | 本 | ― | 10(片側) |
| 回転工具最高回転数 | min-1 | ― | 4,000 |
| 主軸モータ | kW | AC 7.5 / 5.5 × 2 | AC 7.5 / 5.5 × 2 |
| 機械寸法(幅×奥行) | mm | 1,595(ローダ域 1,950)× 2,005 | 1,695(ローダ域 1,950)× 2,005 |
| コントローラ | - | TAKAMAZ & FANUC 0i-TF | TAKAMAZ & FANUC 0i-TF |
※ 上記数値はご提示いただいた仕様に基づき掲載しています。オプション・仕様により異なる場合があります。
標準ローダ仕様(ΣiGTH60)
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 搬送ワーク径 | φ60 mm |
| 搬送ワーク長さ | 60 mm |
| 最大可搬重量 | 1.0 kg(ハンド単体) |
※ ローダ適用範囲はワーク形状・把持条件により異なります。詳細はお問い合わせください。
XW-60 / 60Mが最適な現場
- 限られたフロアで台数を並べ、ライン幅を圧縮したい
- 表裏加工を中心に、サイクル短縮で生産数を伸ばしたい
- 自動化を前提に、搬送まで含めてラインを最適化したい
- 穴あけ・タップなどを取り込み、工程集約(XW-60M)を進めたい