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HOWA 楔形中空チャック
H023M・H034M・H024M・H01MA

HOWA(豊和工業株式会社)

HOWA 楔形中空チャック H023M・H034M・H024M・H01MA メインビジュアル

丸物、異形ワーク、角物、バー材。ワーク形状が変われば、チャックに求められる性能も変わります。
HOWAの楔形中空チャックシリーズは、CNC旋盤における把握の安定性、段取り性、ワーク対応力を支える重要な周辺機器です。本ページでは、用途の違いが分かりやすい4機種に絞り、選定の考え方を紹介します。

チャック選定で加工現場は変わります

把握の安定性は、加工品質の土台です

CNC旋盤の加工品質は、機械本体や刃具だけで決まるものではありません。ワークをどれだけ安定して把握できるかは、寸法精度、面品位、工具寿命、段取り時間、無人運転の安定性に直結します。

特に、鋳物・鍛造品・偏芯ワーク・角物・バー材などを扱う現場では、標準的な3爪チャックだけでは対応しにくい場面があります。HOWAの楔形中空チャックは、ワーク形状や生産形態に合わせて選べる点が大きな強みです。

型式 位置付け 向いているワーク 訴求ポイント
H023M 楔形23爪中空チャック 円形+角・異形ワーク ワークに応じて3爪2爪の使い分けが可能
H034M 楔形2爪ホローチャック 異形角形ワーク、バーワーク 異形ワークの把握に適した2爪ホロー構造
H024M 楔形2爪ロングジョー
ストロークチャック
異形角形ワーク ロングジョーストロークにより
ワーク径の変化に対応しやすい
H01MA 楔形3爪チャック 円形チャックワーク 豊富な実績を持つスタンダードモデル

H023M|2爪と3爪を1台で使い分け

丸物も異形ワークも加工する現場に

H023Mは、ワークに応じて3爪・2爪の2通りの使い方が可能な楔形2&3爪中空チャックです。円柱形のワークには3爪、異形のワークには2爪で対応できます。

HOWA H023M 楔形2&3爪中空チャック 3爪使用イメージ HOWA H023M 楔形2&3爪中空チャック 2爪使用イメージ

円形ワークだけでなく、角物や異形ワークも扱う現場で、チャックの使い分けをしやすくする選択肢です。

多品種少量生産では、ワークごとに段取り替えが発生しやすくなります。H023Mは、丸物加工と異形ワーク加工が混在する工程で、チャック選定の自由度を高めます。

  • 2爪・3爪の使い分けが可能な楔形中空チャック
  • 丸物から異形ワークまで柔軟に対応
  • 多品種少量生産に適した高い段取り性
項目 H023M-8 H023M-10 H023M-12 H023M-15
把握径 最大 210 mm 254 mm 304 mm 381 mm
把握径 最小 30 mm 30 mm 50 mm 70 mm
爪ストローク 9.6 mm 18.2 mm 20.4 mm 20.4 mm
最高回転数(3爪) 3500 r/min 3500 r/min 2500 r/min 2000 r/min
把握力(3爪) 43.1 kN 60.8 kN 78.5 kN 103 kN
貫通穴径 50 mm 102 mm 127 mm 167 mm
質量 20 kg 32 kg 55 kg 99 kg
対応シリンダ C1TA-140 C1TA-165 C1TA-190 C1TA-190

※ 主軸端形状・シリンダ・加工条件により適合可否が異なります。詳細はお問い合わせください。

このようなお客様におすすめ

  • 丸物と異形ワークが混在している
  • 2爪チャックと3爪チャックを使い分けている
  • 段取り替えによる停止時間を抑えたい
  • 多品種少量生産への対応力を高めたい

H034M|異形ワークを安定把握する2爪ホロータイプ

鋳物・鍛造品・角物・バー材に

H034Mは、異形ワークの把握に適した楔形2爪ホローチャックです。

HOWA H034M 楔形2爪ホローチャック

2爪構成により、角形・異形ワークの把握に対応しやすく、さらにバーワークにも対応する選定候補として検討できます。

  • 異形ワークに適した2爪ホロー構造
  • 大貫通穴によりバー材供給にも対応
  • 高把握力と高速回転を両立
項目 H034M-6 H034M-8 H034M-10 H034M-12 H034M-15
把握径 最大 165 mm 210 mm 254 mm 304 mm 381 mm
把握径 最小 18 mm 12 mm 16 mm 38 mm 60 mm
爪ストローク 6.3 mm 7.6 mm 9.3 mm 10.6 mm 11.9 mm
最高回転数 5800 r/min 4800 r/min 4200 r/min 3200 r/min 2500 r/min
把握力 38.2 kN 55.9 kN 75.5 kN 93.2 kN 127 kN
貫通穴径 61 mm 68 mm 92 mm 110 mm 140 mm
質量 13.7 kg 25 kg 39 kg 68.6 kg 112.1 kg
対応シリンダ C1TA-115 C1TA-140 C1TA-165 C1TA-190 C1TA-215

※ 主軸端形状・シリンダ・加工条件により適合可否が異なります。詳細はお問い合わせください。

このような課題に

  • 異形ワークの把握が安定しない
  • 角物や偏芯形状のワークを扱う
  • バー材を主軸貫通で扱いたい
  • 鋳物・鍛造品加工の安定性を高めたい

H024M|ロングジョーストロークで段取りを柔軟に

ワーク寸法のばらつきが大きい現場に

H024Mは、異形ワークの把握に適した楔形2爪ロングジョーストロークチャックです。

HOWA H024M 楔形2爪ロングジョーストロークチャック

ジョーストロークに余裕を持たせることで、把握径の変化があるワークや、段取り替え頻度が多い現場で使いやすい構成です。

鋳物や鍛造品では、素材寸法や把握面にばらつきが出ることがあります。H024Mは、そのような現場で、ワーク対応範囲を広げたい場合に検討しやすいモデルです。

  • ロングジョーストロークにより幅広い把握径に対応
  • 段差ワークや異形ワークの把握に適した2爪構造
  • 多品種少量生産での段取り性向上に貢献
項目 H024M-5 H024M-6 H024M-8 H024M-10 H024M-12
把握径 最大 130 mm 165 mm 210 mm 254 mm 304 mm
把握径 最小 15 mm 20 mm 22 mm 25 mm 28 mm
爪ストローク 9.4 mm 13 mm 16 mm 18 mm 20 mm
最高回転数 3500 r/min 3500 r/min 3000 r/min 2500 r/min 2000 r/min
把握力 9.8 kN 21.6 kN 43.1 kN 49.0 kN 64.7 kN
貫通穴径 30 mm 42 mm 52 mm 70 mm 85 mm
質量 4.5 kg 10 kg 20 kg 32 kg 54 kg
対応シリンダ HH4C-63 HH4C-100 HH4C-125 HH4C-125 HH4C-140

※ 主軸端形状・シリンダ・加工条件により適合可否が異なります。詳細はお問い合わせください。

このようなお客様におすすめ

  • ワークサイズのばらつきが大きい
  • 爪交換や段取り調整の回数を減らしたい
  • 異形ワークを幅広く加工している
  • 多品種加工でチャックの柔軟性を重視したい

H01MA|豊富な実績を誇る標準3爪チャック

まず検討したい、HOWAのスタンダードモデル

H01MAは、豊富な実績を持つ楔形3爪チャックです。

HOWA H01MA 楔形3爪チャック

円形チャックワークを中心とした一般旋削で検討しやすく、標準的なCNC旋盤の把握用途に適したモデルです。

丸物加工、シャフト加工、一般部品加工など、幅広い現場で使いやすい標準機として、既存設備の更新や新規設備導入時の候補になります。

  • 豊富な実績を持つスタンダード3爪チャック
  • 一般旋削加工に幅広く対応
  • 高いコストパフォーマンスと安定した把握性能
項目 H01MA-4 H01MA-5 H01MA-6 H01MA-8 H01MA-10 H01MA-12
把握径 最大 110 mm 135 mm 165 mm 210 mm 254 mm 304 mm
把握径 最小 6 mm 15 mm 20 mm 18 mm 24 mm 10 mm
爪ストローク 5 mm 5 mm 7 mm 7 mm 8.8 mm 8.8 mm
最高回転数 5000 r/min 5000 r/min 4500 r/min 4000 r/min 3500 r/min 2800 r/min
把握力 12.1 kN 17.7 kN 41.2 kN 67.7 kN 94.1 kN 124 kN
貫通穴径 27 mm 30 mm 40 mm 44 mm 50 mm 58 mm
質量 4 kg 6 kg 12.5 kg 23.3 kg 33.5 kg 57.2 kg
対応シリンダ HH4C-80 HH4C-80 HH4C-100 HH4C-125 HH4C-125 HH4C-140

※ 主軸端形状・シリンダ・加工条件により適合可否が異なります。詳細はお問い合わせください。

このようなお客様におすすめ

  • 円形ワークの加工が中心
  • 標準的な3爪チャックを探している
  • 実績重視で選定したい
  • コストと使いやすさのバランスを重視したい

用途別の選び方

加工内容から候補を絞り込む

チャック選定では、最初にワーク形状と生産形態を整理すると候補を絞りやすくなります。丸物中心なのか、異形ワークが多いのか、バー材を主軸貫通で扱うのかによって、適した構成は変わります。

加工現場の状況 候補型式 選定理由
丸物と異形ワークが混在している H023M 2爪・3爪の使い分けが可能で、ワーク形状の変化に対応しやすい
異形ワークや角物を安定して掴みたい H034M 異形・角形ワークに適した2爪ホロータイプ
ワーク寸法のばらつきが大きい H024M ロングジョーストロークにより、把握範囲を広げやすい
円形ワーク中心の標準加工 H01MA 豊富な実績を持つ標準3爪モデル

ご注意ください

チャックの適合可否は、工作機械の主軸端形状、シリンダ、ドローバー、許容回転数、必要把握力、ワーク形状、加工条件によって異なります。

型式・サイズ・仕様の確定には、メーカー資料および現場条件の確認が必要です。

チャックは、加工品質を支える土台です

把握が安定すると、加工全体が安定します

加工トラブルの原因は、刃具や切削条件だけとは限りません。ワークの把握が不安定であれば、ビビリ、寸法ばらつき、工具寿命低下、無人運転時の不安定化につながります。

HOWAの楔形中空チャックは、標準的な丸物加工から、異形ワーク、角物、バーワーク、多品種少量生産まで、現場ごとの課題に合わせて選べるラインナップです。