使いやすさとコストパフォーマンスを徹底追及
標準機として選びやすい、楔形3爪ビッグホローチャック
H3KTAシリーズは、円形ワークやバーワークの把握に適した楔形3爪ビッグホローチャックです。
豊和工業の公式情報では、H3KTAシリーズの特長として、高耐久性、高互換性、大貫通穴、高把握精度、高柔軟性が挙げられています。単に把握するだけでなく、既存設備からの載せ替え、オプション選択、連続加工時の安定性まで考慮されたシリーズです。
「今のチャックを更新したい」
「貫通穴に余裕を持たせたい」
「載せ替え時の手間を抑えたい」
NC旋盤まわりの把握工程を見直す際に検討しやすいモデルです。
H3KTAシリーズの主な特長
高耐久性|連続加工を支える把握力維持
H3KTAシリーズは、500,000 サイクル連続耐久試験において最大把握力の維持を達成しています。長時間の連続加工では、チャックの把握性能が加工の安定性に関わります。把握力の維持は、寸法ばらつきや加工トラブルを抑えるうえで重要な要素です。
高互換性|DIN規格取付により載せ替えしやすい
DIN規格取付により、他社製品との取付互換性向上が図られています。アダプタ、ドロースクリュ、爪の取付互換にも配慮されており、既存チャックからの載せ替え時に余分な手間を抑えやすい構成です。
※ 適合可否は、主軸端形状、アダプタ、ドロースクリュ、回転シリンダ、加工条件により異なります。メーカー資料および現場条件の確認が必要です。
大貫通穴|大径ワークの飲み込み加工に対応
H3KTAシリーズは、貫通穴径を拡大改良したビッグホロー構造です。大径ワークをチャック内へ飲み込ませて把握する加工に対応し、バーワークや長尺ワークを扱う現場で有効な選択肢になります。
高把握精度|連続加工時のばらつき抑制に貢献
安定した繰り返し把握精度により、連続加工精度のばらつき抑制に貢献します。メーカー資料では、繰り返し把握精度0.02 mm T.I.R.(成形・把握同位相)とされています。
高柔軟性|仕様に合わせてオプション選択
ドロースクリュのネジ径、アダプタ、中空キャップなど、用途に合わせたオプション選択が可能です。設備条件や取付条件に合わせた仕様で導入しやすい点も、H3KTAシリーズの強みです。
製品仕様
H3KTAシリーズは、6インチ、8インチ、10インチ、12インチの4サイズ展開です。選定時は、貫通穴径、把握径、最大把握力、最高使用回転数、対応シリンダを確認します。
| サイズ | 貫通穴径 | 把握径 | 最大把握力 | 最高使用回転数 | 対応シリンダ | 標準型式 | 参考価格 | 参考価格 アダプタ付き |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6インチ | 46 mm | 15〜169 mm | 57 kN | 6000 r/min | C1TA115 | H3KTA6-B | 176,000 円 | 191,600 円 (H3KTA6-A5-B) |
| 8インチ | 53 mm | 13〜210 mm | 86 kN | 5000 r/min | C1TA140 | H3KTA8-B | 199,000 円 | 215,300 円 (H3KTA8-A6-B) |
| 10インチ | 77 mm | 31〜254 mm | 111 kN | 4200 r/min | C1TA165 | H3KTA10-B | 239,000 円 | 259,400 円 (H3KTA10-A8-B) |
| 12インチ | 93 mm | 34〜304 mm | 144 kN | 3300 r/min | C1TA190 | H3KTA12-B | 338,000 円 | 358,400 円 (H3KTA12-A8-B) |
このような現場におすすめです
既存設備のチャック更新や、バーワーク加工の見直しに
H3KTAシリーズは、標準的な円形ワークの把握だけでなく、大貫通穴を活かしたワークの飲み込み把握にも対応します。コストを抑えながら、把握工程の安定性や載せ替え性を見直したい現場に適しています。
- NC旋盤用の楔形3爪チャックを更新したい
- 大径ワークをチャック内へ飲み込ませて把握したい
- バーワーク加工に対応しやすい大貫通穴チャックを探している
- DIN規格取付による取付互換性を重視したい
- 導入コストと基本性能のバランスを重視したい
- ドロースクリュやアダプタを仕様に合わせて選びたい
選定時に確認したいポイント
チャックは、機械側の条件確認が重要です
H3KTAシリーズを選定する際は、チャック単体の仕様だけでなく、工作機械側の条件も確認する必要があります。主軸端形状、回転シリンダ、シリンダアダプタ、コネクチングパイプ、ドロースクリュ、油圧条件などにより、適合可否が変わります。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 主軸端形状 | アダプタの要否、取付寸法、主軸規格を確認します。 |
| 回転シリンダ | 対応シリンダ、シリンダ力、最高使用圧力を確認します。 |
| ドロースクリュ | ネジ径、ピッチ、コネクチングパイプとの接続条件を確認します。 |
| 把握対象ワーク | 外径、長さ、重量、把握位置、飲み込み量を確認します。 |
| 加工条件 | 回転数、必要把握力、切削負荷、連続加工条件を確認します。 |
※ チャックの取付け、運転、点検、保守は、メーカー取扱説明書の内容を確認したうえで行う必要があります。
第一産業株式会社へご相談ください
仕様確認からお見積もりまで対応します
チャック選定では、型式だけで判断せず、実際の工作機械、回転シリンダ、主軸端形状、ワーク条件を確認することが重要です。弊社では、H3KTAシリーズの仕様確認、お見積もり、関連部品の確認までご相談いただけます。
現在ご使用中のチャック型式、工作機械メーカー、主軸端形状、シリンダ型式、加工ワークの情報が分かると、より具体的に確認しやすくなります。
- H3KTAシリーズの見積もり
- サイズ選定の相談
- 既存チャックからの更新相談
- アダプタ、ドロースクリュ、爪の確認